こんにちは!
じょにです^^

(特にアマゾンで)
中国輸入ビジネスを行う際に、最低限知っておかなければならない知識として商標権があげられます。私のもとには中国人セラーの商標権に関する主張のメッセージが毎月5~10件届いています。正しい知識を持っていれば、このようなメッセージはほぼ跳ね返せます。

 

今回は、中国人セラーからのメッセージの具体例と商標権を調べるためのサイトであるJ-PlatPatの使い方について解説いたします。

 

 

 

 2019年5月初旬にJ-PlatPatのサイト画面が若干変更になりました。新しいサイトでの検索方法は下記で解説しています。

 

 

 

嫌がらせメール

アマゾンで中国人セラーが作った商品ページに相乗り出品をしていますと、彼らより下記のような連絡が来ることがあります。

 

いつもお世話になっております。 貴店は弊社の許諾もなく、無断で相乗りしてAMAZONで商品販売をしており、これはインターネット上における商標権を侵害する行為となります。 12時間以内削除しない場合弊社はアマゾンで貴店の商品を注文します。こちらの商品を比較して***の商品かどうか確認します。***の商品と違った場合アマゾンと連絡して商標権侵害を報告します。 ご了承ください。 弊店のASIN:***

 

言い回しは違えどだいたいこんな感じです。中国にも日本アマゾンへ出品を手助けしている中国人や日本人のコンサルを行っている方がいまして、ほぼ似たような文章や手口で相乗りさせないような行動を取る傾向にあります。この辺りの具体的な事例や我々の対応方法についてはまた別の機会に解説したいと思います。

 

ちなみに、
上記のようなケースの場合、私は下記のように返信しています。

 

恐れ入りますが、 日本の商標登録番号をご提示頂けますでしょうか。 確認でき次第、 日本のコンプライアンスとAmazonの規約を遵守し、 すぐに対応させて頂きます。

 

挨拶文も名乗りもせず淡々と返信します。これで60%くらいのセラーからはその後返信はありません。返信があった場合は、下記の通りです。

 

日本の商標登録番号をご提示頂けますでしょうか。

 

だんだん冷たい文章になってきます^^ 三度同じ文章が届いたら[返信不要]ボタンを押しています。それでも連絡がきましたら、ひとまずテクニカルサポートへ通報して、[返信不要]ボタンを押します。

 

商標権の有無を調べる

上記のようなメールが届いた場合でも動じることはありません。
下記で示すような商標権の確認方法に関する正しい知識を持っていれば何の問題もありません。

※ 相乗りで出品する場合は、相乗りする前に、リサーチの段階でしっかり確認しておきましょう!

 

 

まずは、特許情報プラットフォーム、通称J-PlatPatのサイトを開いてください。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

 

以下、検索の流れを解説します。

 

① 商標を選択する。
② [2.商標出願・登録情報]を選択する。

 

③ 検索キーワードを入力する。

 

これで商標権の有無を調べることができます。

 

具体例

では、例として、下記商品を調べてみましょう。
https://www.amazon.co.jp/dp/B071FZY54V

 

ブランド名を確認→「ROBOTIME」

これを上記の③の画面にペーストし、[検索]ボタンを押下しますと、[ヒット件数1件]と表示されます。

[1件]をクリックしますと、下記のような画面になります。

 

※ 商標登録されていない場合は、[0件]と表示されます。
※ 複数ヒットした場合は、特に個人名や聞いたことのない社名の項番は要注意。

 

 

チェックポイント.1
1. 出願/書換/登録番号:今回はたまたま国際登録されている商標でした。日本で出願中ですと、ここが出願年の4桁の数字-7桁の数字になります。ex)2018-0012458。日本で登録済みですと、7桁の数字になります。
2. イメージ:今回はロゴ商標で登録されているようです。ロゴ商標の場合、ロゴ自体に文字が入っていると文字商標でもあるという認識になりますので、アマゾンの商品写真に同じロゴが入っていなくてもブランド名に同じ文字列が入っていれば商標権が発生することになります。
3. ステータス:今回は審査中でした。審査中の場合、商標権は発生していませんが、審査中に出願人が商標真贋を訴えその後登録された場合、遡って商標権が発生しますので審査中の商標には相乗りしない方がよいです。登録済みの場合は[登録]と表示され、登録番号の欄に7桁の数字が記載されています。

 

指定役務を確認する

次に、上記画面の[国際登録1366232]を押下してください。

すると、下記画面になり、画面下方に[(511)【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務(訳)】 【類似群コード】]があることを確認してください。

 

チェックポイント.2
商標権には指定役務(類似群コード)という簡単にいいますと、商標権のカテゴリーのようなものが存在します。例えば、「じょに」というブランドを類似群コード9の[コンピュータ周辺機器]のカテゴリで登録していた場合、コンピュータの周辺機器に関する製品に「じょに」と付いていれば商標権が有効になりますが、おもちゃに「じょに」という商標を付けても厳密には商標権が発生しないことになります。

 

今回検索している下記URLの商品はおもちゃのカテゴリー(類似群コード28)に含まれる可能性が高く、商標権が発生する可能性が高いので相乗りは行わないという判断になります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B071FZY54V

 

検索時の注意点

J-PlatPatで商標を検索する際、ブランド名をそのままコピペしますと痛い目に合います。下記を念頭に入れ検索を行ってください。

① ピリオドは点に変換する。
 ex)「B.H」を検索する場合は、「B・H」で検索する。② 半角のアポストロフィ「'」は全角へ変換する。③ アルファベットの大文字小文字は区別しない。④ 単語と単語の間にスペースがある場合は、スペースを削除する。
  もしくは、検索方式を[and]を選択する。

補足. 1

2018年11月現在、商標権の出願が多いようで申請から取得まで8~10ヵ月かかっています。

リサーチした時には商標権がなかったのに、相乗りしている商品がいつの間にか商標権を取得していて後々セラーから指摘されるケースもあります。有名ブランドでない限り、最近では商標権の侵害でアカウントが飛ぶことは聞いたことがありませんが、もし相手の主張が正しい場合には速やかに謝罪と出品の取り下げを行いましょう。

 

補足. 2

権利者がアマゾンへ商標権に関する権利を主張した場合、アマゾンは指定役務までの確認を行いません。

アマゾンが確認するのは、商標の文字やロゴと商標登録番号が一致しているかです。つまり、指定役務が異なっていてもアマゾンとしては権利者と名乗る側の主張を正とします。あくまで、アマゾンは第三者の立場であり、主張側と主張された側双方で解決してくださいというスタンスです。(さすが米国の会社ですね!)しかし、主張側は相乗りされたくないわけですから、主張された側からの連絡を無視することがほとんどです。

 

もめるのも非効率ですので、指定役務まで検索せず、ブランド名がヒットするかどうかまでに留めておくのがベターかと思います。(私もこの点はアマゾンに対し非常に不満が残りますがそのようなスタンスということを我々が理解する必要があります)

 

※本当に納得できない場合は、内容証明を送付して回答を求め、回答がない場合は法的措置というやり方もありますが、国際間の訴訟になりますので相乗り程度の商品代であれば渋々引き下がるのが得策だと私は思います。

 

まとめ

商標権絡みの中国セラーとのやり取りは相乗り出品であればリサーチ時にチェックしていても発生するものです。商標権について正しい知識を持って中国輸入に取り組みましょう。本日のまとめです。

 

  • アマゾンで相乗り出品する際は、商標権を確認する。
  • 検索にヒットした場合、特に個人名で登録されている商標は細かく調べてみる。
  • 検索時は、記号の変換を忘れずに行う。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございました。

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